いっくんのこんな時

広汎性発達障害の子には色々な特徴があります。
いっくんは多動・こだわり・パニックが強いようです。
ここでは、いっくんがそうした状況になったときにうちではどうしているのかということを書いていきます。
これで正解というものでも、これがどの子でも有効ということでも無いのですが
読み物の一つとして気軽に読んでみてください。

手を繋ぎたくない

お出かけのとき、手を離したがることがよくあります。
でも一旦手を離したら最後、どこまでも一人で突っ走って行ってしまうのでこの時は母といっくんの攻防戦が始まります。

うちは表通りから道を1本変えると川沿いの道があります。
そこで、お出かけのときは基本的にその川沿いの道を歩くようにしています。川沿いの道は車の通行が無いので、その道を歩くときのみ手を離してもいいことにしています。

手を離してもいい場所を作ることで、それ以外の道ではちゃんと(嘘。離したがるときもあるけど)手を繋いでくれるようになりました。

人混みで走り回る

病院の待合室や駅のホームなど、人混みで走り回ることがあります。
飽きてしまって待っていられなくなるようです。
多動が無いお子さんの場合だったらおもちゃや絵本で退屈を凌ぐことができると思うのですが、いっくんはおもちゃも飽きるのが早いのであまり有効ではありません。むしろおもちゃを持って走り回るので危険度が倍増。百害あって一利無し、です(←言いすぎ)。

そこで、いっくんが飽きる前にお散歩に誘います。
病院だったら、大体の待ち時間を聞いてからトイレに行ったり院内探検に行ったり。時間がかかりそうなら外に散歩に行くこともあります。
駅の場合は外に行くことは無理なので、ホームの端から端までお散歩したり、売店までお茶を買いに行ったりします。そのときも売店は出来るだけ遠くを選びます。

問題は電車の中で、さすがに端から端まで探検したら邪魔になるし、かと言って放っておいたらやっぱり走り回って迷惑かかるし。あまりにも飽きて動きが大きくなったら、思い切って電車を一旦降りて次の電車に乗るようにしています。

マンホールを踏みたい

いっくんのこだわりは、傍から見たらどうでもいいようなことばかりです。
でも、それをやらないと本人は不安になってしまうようなので、人の迷惑にならないことだったらやらせています。

今まであったこだわりは

  • マンホールを踏んで歩く
    車道のマンホールは踏まない約束をして、歩道上のマンホールを好きなだけ踏ませていました。
     
  • 信号が赤から青になるのを見てから渡りたい
    歩行者信号が青で渡ろうとしても、赤から青になるのを見ていないうちは渡らないという時期がありました。この時は家を出るのをうーんと早くして、信号が変わるのを1機1機全部確認してから渡っていました。信号が少ない裏道を選んだりして、いっくんのこだわりの中では一番大変でした。
     
  • 特定の看板の字を読む
    お気に入りの看板があって、そこに書いてある字を声に出して読んでからじゃないと先に進みません。うっかり読み忘れてだいぶ先まで進んでしまったときに、わざわざ読みに5分かけて戻ったこともありました。それ以来、そこを通るときはいっくんが忘れていても「読む?」と声をかけています。

こだわりは長く続くものじゃないので、結構一緒になって楽しんでやっています。
でも信号だけはホントもう勘弁!

パニックで大泣き

家で、お店で、療育で。
自分の思ったとおりにならないとパニック状態で泣き叫びます。
わたしが傍にいると、わたしはベシベシ叩かれます(T_T)。でも他の人は叩きません。
パニック中なのに人は選んでいるようです。選ばれたわたしは光栄なのか・・・?

「おもちゃ買って〜!」とか「お菓子買って〜!」とかで泣き叫ぶことはありません。
自分が「次はこうなる」と予測していたことがそうならなかったときに混乱してしまいます。
例えば、「公園の帰りに本屋さんに行こう」と言ってあったのに時間がなくなっちゃって本屋さんに行くのをやめたりすると、「公園→本屋」という自分の予定が狂ってしまってパニックになります。
別に本屋さんが好きなわけでも、欲しい本があるわけでもないのですが、予定が変わってしまったことがなかなか受け入れられません。

なので、できるだけ予定は直前に伝えるようにしています。
「今から本屋さんに行こう」などという言い方で伝えます。
が、そのときにいっくんの脳内で組み立ててあった別の予定があったりすると・・・やっぱり混乱します。
「今からおやつにアイスクリームを食べる予定」とか、そんなの勝手に組み立てられても、無理!

そんなときはもう仕方ありません。思う存分泣き叫ばせておきます。
パニックになってしまったら声をかけられることも刺激になって余計パニックが酷くなるので、放っておくのがいっくんには一番いいようです。
人通りが多くて超虐待風に見られてるようなときは、抱えて場所移動します。そのときわたしはベシベシ叩かれてほっぺたつねられて暴言吐かれて、本当はこっちが虐待されています(笑)

放っておくと、長くても20分くらいで落ち着きます。
落ち着いたときは大抵新しい予定を受け入れられるようになっています。
そんな様子を見ると、自分を落ち着けるための過程として、パニックがあるような気がします。

Oct.31 2007
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